カンボジア(Cambodia)向け貨物の輸送ガイド

カンボジアは急速に発展を遂げるアジアの新興国として注目を集めています。インフラ整備や建設業界が活況を呈しており、日本企業にとっても輸出市場として大きな魅力を持つ国です。本記事では、カンボジアへ輸出する際に知っておくとよい内容を紹介します。
カンボジアへの荷物発送にかかる日数
カンボジアへの輸送には、海上輸送、航空輸送などさまざまな手段があります。具体的な所要日数は、出発地や航路、天候、運航スケジュールなど様々な条件によって異なりますが、一般的な目安の所要日数は下記の通りとなります。
海上輸送:
通常、約1週間から2週間程度かかります。そのため緊急性の高い貨物には不向きですが日数に余裕があり大量の貨物を輸送する際には最適です。
航空輸送:
通常、約4日から7日程度で、直行便を利用すればさらに所要日数を短縮できます。期日の差し迫った緊急性の高い荷物や精密機器などセンシティブな貨物には航空輸送が最適です。航空輸送には、エクスプレス輸送とフォワーディング輸送の主に2つの配送手段があり、ニーズに応じて適切な方法を選択することができます。
また航空輸送ではテチョ国際空港およびシェムリアップ国際空港が利用されます。テチョ国際空港は2025年9月に開港したばかりで、長年利用されていたプノンペン国際空港からの移転となります。都心部までは約25kmの距離に位置し、カンボジア全体の貿易量を高める重要なインフラとなる世界最大規模の空港として新設されました。

輸入関税と制限品について
ASEAN加盟による関税の状況
カンボジアはASEANに加盟しており、AFTA(ASEAN自由貿易地域)に基づいて関税の削減と撤廃を進めています。その結果、関税削減・撤廃対象品目における輸入関税は撤廃され、多くの品目で関税が0%となっています。
制限品や禁止品目について
また、荷物をカンボジアへ輸送する際には、制限品や禁止品目に該当しないか事前に確認することが必要です。これにより、スムーズな通関手続きを可能とします。
< 制限品目の例 >
・中古品:パソコン、靴、カバン、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫
・玩具用ドローン
< 禁止品目の例 >
・厚さ0.03ミリ以下の持ち手と底幅が250ミリ以下のポリ袋
・中古車用タイヤ、バッテリー、電池
・右ハンドルの自動車
・宗教に関する書籍、政治に関する書籍
・知的財産権を侵害する物品
その他にも薬品や青果物、文化的芸術作品など、ライセンスや許可書が必要となる品目もあるため輸入者と事前に詳細を確認し、適切な手続きを行えるようにしておくと良いでしょう。
カンボジアへの輸送は『OCS』がおすすめ!
OCSはカンボジア全土への配送網を構築しています。主要都市には集荷日より最短翌営業日で貨物をお届けすることが可能です。
※主要都市:Battambang、Kampong Cham、Kampot City、Phnom Penh、Poipet City、Preach Sihanouk、Siem Reap
またエクスプレス輸送とフォワーディング輸送の2つの機能を要しているためお客様のニーズに合った輸送方法をご提案することが可能です。
この機会にぜひ貴社のビジネスにおける輸送サポートをお任せください。
詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
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