ドア・ツー・ドアとは?国際輸送の仕組みやメリット、クーリエ便との関係

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海外へ荷物を発送する際、集荷から海外の届け先への配達までを一貫して行う「ドア・ツー・ドア」の国際輸送が利用されています。

国内輸送に近い感覚で荷物を発送でき、輸出入の通関手続きも含めて任せられるため、国際輸送に不慣れな企業にとっても利用しやすい方法です。

一方、ドア・ツー・ドアの国際輸送にはクーリエ便や一般航空輸送があり、料金の仕組みや貨物追跡の方法、適している荷物などに違いがあります。

本記事では、物流におけるドア・ツー・ドアの意味や輸送の流れ、メリット・注意点を解説します。あわせて、クーリエ便と一般航空輸送の違いや、それぞれに適した荷物についてもお伝えするので参考にしてください。

物流におけるドア・ツー・ドアとは

物流における「ドア・ツー・ドア」とは、集荷から配達までを一貫して行う輸送サービスを指します。

特に国際輸送では、集荷から配達だけでなく、荷物が届くまでに複数の工程があります。ドア・ツー・ドアでは、こうした一連の輸送をまとめて依頼できるため、発送者が工程ごとに輸送事業者を手配する必要がありません。

ここでは、ドア・ツー・ドアに含まれる範囲と、「ドア」が具体的にどこまでを指すのかについて解説します。

1. ドア・ツー・ドアの範囲

国際輸送におけるドア・ツー・ドアは、基本的に荷物を集荷してから、海外の届け先へ配達するまでの一連の輸送を指します。

具体的には、集荷から国内輸送、輸出通関、国際輸送、輸入通関、現地での配送を経て、最終的な届け先へ荷物を配達するまでが含まれます。

複数の工程を一貫して依頼できるため、発送者が国内輸送や通関、海外での配送などをそれぞれ個別に手配する手間を省ける点が特徴です。

なお、輸送会社によっては営業所などへ荷物を持ち込んで発送するサービスもあるため、利用する際は集荷方法について確認しておくと良いでしょう。

2. 「ドア」が指すのは玄関先まで

ドア・ツー・ドアという名称から、荷物を建物内の指定した場所まで運んでもらえるとイメージする方もいるかもしれません。しかし、基本的に「ドア」が指すのは、発送元や届け先の玄関先までです。

そのため、建物内への荷物の搬入や荷下ろし、商品の設置などは、通常のドア・ツー・ドア配送に含まれない場合があります。また、大型・高重量貨物など、集荷や配達にフォークリフトやクレーンなどの機械が必要になる場合には、別途料金が発生することもあります。

特に大型の荷物を発送する場合は、荷物のサイズや重量だけでなく、集荷・配達場所の状況や必要な作業についても、あらかじめ輸送会社へ伝えておくとスムーズです。

国際輸送のドア・ツー・ドアならクーリエ便が便利

ドア・ツー・ドアの国際輸送には、クーリエ便や一般航空輸送を利用する方法があります。

なかでも、書類や小口貨物を手軽に海外へ送りたい場合に利用しやすいのがクーリエ便です。集荷から通関、国際輸送、現地での配達までが一連のサービスとして提供され、料金体系も比較的シンプルです。

ここでは、クーリエ便の仕組みや一般航空貨物との違い、どのような荷物に向いているのかを解説します。

1. クーリエ便とは

クーリエ便とは、書類や小口貨物などを海外へ届ける国際宅配便です。集荷から輸出通関、国際輸送、輸入通関、現地での配達までを、一連のサービスとして利用できます。

国内輸送と同じように、荷物を梱包して発送伝票などの必要書類を作成し、輸送会社へ預けることで発送できるため、海外への発送に慣れていない場合にも利用しやすい方法です。

また、集荷や通関、国際輸送、配達などにかかる料金がパッケージ化されており、費用を把握しやすい点も特徴です。貨物の輸送状況についても、Web上でほぼリアルタイムに確認できます。

2. クーリエ便と一般航空輸送の違い

ドア・ツー・ドアの国際輸送は、クーリエ便だけでなく一般航空輸送でも行えます。ただし、両者では料金体系や貨物追跡、輸送条件などに違いがあります。

クーリエ便では、集荷・通関・国際輸送・配達などが一つのサービスとしてパッケージ化されています。一方、一般航空輸送では、それぞれの工程にかかる料金を算出し、組み合わせて総額が決まるのが一般的です。

また、クーリエ便はWeb上で貨物の状況をほぼリアルタイムに確認できますが、一般航空輸送では同様の方法でリアルタイムに追跡することが難しい場合があります。

一方で、一般航空輸送は、貨物の特性に応じて輸送方法を組み立てやすい点が特徴です。長尺・高重量貨物や温度管理が必要な貨物、空港までの輸送を希望する場合、インコタームズを指定したい場合などには、一般航空貨物が選択肢となります。

クーリエ便

一般航空輸送

料金体系

集荷・通関・国際輸送・配達などを含むパッケージ料金

各工程の料金を算出して組み合わせる

貨物追跡

Web上でほぼリアルタイムに確認できる

Web上でリアルタイムに確認が難しい場合がある

向いている貨物

書類、サンプル品などのお急ぎの小口貨物

長尺・高重量貨物、温度管理が必要な貨物など

輸送条件

ドア・ツー・ドアのパッケージ化されたサービス

インコタームズなど輸送条件を細かく指定しやすい

手軽さやスピードを重視して小口貨物を送りたい場合はクーリエ便、貨物のサイズや性質に合わせて輸送条件を細かく設定したい場合は一般航空貨物というように、貨物や目的に合わせて使い分けると良いでしょう。

ドア・ツー・ドアの国際輸送を利用するメリット

ドア・ツー・ドアは、国内輸送に近い流れで荷物を発送できるほか、通関を含む各工程を個別に手配する負担を抑えられるため、初めて海外へ荷物を送る場合にも利用しやすい方法です。

ここでは、ドア・ツー・ドアの国際輸送を利用する主なメリットを紹介します。

1. 国内輸送に近い感覚で海外へ発送できる

ドア・ツー・ドアの国際輸送は、海外への発送に慣れていない場合でも利用しやすい点がメリットです。

基本的には、荷物を梱包し、発送伝票やインボイスなどの必要書類を作成して輸送会社へ預けることで発送できます。発送元まで集荷に来てもらえるサービスであれば、空港や物流拠点まで自分で荷物を持ち込む必要もありません。

国際輸送では国内輸送とは異なる書類や手続きが必要になるものの、荷物を準備して輸送会社へ預けるという基本的な流れは国内輸送と共通しており、初めて海外へ発送する場合でも取り組みやすいでしょう。

2. 通関を含めて一貫して任せられる

海外へ荷物を送る際には、国際輸送だけでなく、輸出国と輸入国それぞれで通関手続きが発生します。

ドア・ツー・ドアでは、発送元での集荷から国内輸送、輸出通関、国際輸送、輸入通関、現地配送までを一連のサービスとして依頼できます。そのため、通関に関しても発送者が事業者を探して手配する手間が省けます。

特に海外への発送経験が少ない企業や、国際物流を担当する人員が限られている企業にとって、複数の工程をまとめて任せられることは、物流手配にかかる負担の軽減につながります。

3. 料金を把握しやすい

ドア・ツー・ドアのなかでも、クーリエ便は料金を把握しやすいことがメリットです。

一般航空貨物では、集荷や通関、国際輸送、現地配送などの料金をそれぞれ算出して組み合わせるのに対し、クーリエ便では一連のサービスがパッケージ化されています。

輸送にかかる費用の全体像を把握しやすいため、発送コストを確認したうえで利用を検討しやすくなります。ただし、関税や輸入時の税金など、送料とは別に費用が発生する場合もあるため、料金に含まれる範囲はあらかじめ確認しておきましょう。

ドア・ツー・ドアの国際輸送を利用する際の注意点

ドア・ツー・ドアの国際輸送は、集荷から海外の届け先への配達までをまとめて依頼できる便利なサービスですが、すべての費用や作業が基本料金に含まれるわけではありません。

また、発送する国や品目によっては輸送に制限が設けられているため、利用前に条件を確認しておく必要があります。

ここでは、ドア・ツー・ドアの国際輸送を利用する際の主な注意点を紹介します。

1. 関税・輸入時の税金が発生する場合がある

ドア・ツー・ドアの国際輸送を利用しても、支払った送料に関税や輸入時の税金まですべて含まれているとは限りません。

海外へ荷物を送る際は、品目や申告価格、輸入国の制度などに応じて関税や税金が課される場合があります。また、こうした費用を発送者と受取人のどちらが負担するかによって、荷物を受け取る際の対応も変わります。

受取人が費用の発生を知らないまま発送すると、現地で想定外の支払いが生じ、受取拒否などのトラブルにつながる可能性もあります。発送前に関税や税金の扱いを確認し、必要に応じて受取人にも費用負担について伝えておきましょう。

2. 国や品目によって配送できない場合がある

ドア・ツー・ドアであっても、すべての国や地域へ、あらゆる荷物を配送できるわけではありません。

国や地域によって輸入規制が異なるほか、食品や医薬品、危険物など、品目によって輸入が禁止・制限されている場合があります。輸送自体は可能でも、通関時に輸入ライセンスや証明書などの追加書類を求められるケースもあります。

規制に対応できていない場合は、通関で荷物が止まったり、返送や破棄されたりする可能性があります。発送する国・地域の規制と荷物の内容を事前に確認し、必要な書類や手続きを揃えたうえで発送することが、スムーズな配送につながるでしょう。

3. 玄関先を超える作業には追加料金が発生する場合がある

「ドア・ツー・ドア」といっても、基本的な集荷・配達の範囲は発送元や届け先の玄関先までです。

そのため、荷物を建物内の指定場所まで運び入れたり、荷下ろしや設置作業を行ったりする場合は、通常の配送サービスに含まれないことがあります。

また、大型・高重量貨物など、フォークリフトやクレーンといった機械を使用しなければ集荷・配達できない荷物では、別途料金が発生する場合があります。

大型の荷物や特殊な取り扱いが必要な荷物を送る際は、集荷・配達場所の状況や必要な作業をあらかじめ輸送会社へ伝え、対応の可否や追加料金を確認しておくと安心です。

ドア・ツー・ドアの国際輸送ならOCSの「IEX EXPORT」

OCSでは、海外への書類や貨物をドア・ツー・ドアで届ける国際エクスプレスサービス「IEX EXPORT」を提供しています。

基本集配料・通関料・航空運賃などを含んだパッケージ料金で利用でき、集荷から輸出通関、国際輸送、輸入通関、海外の届け先への配達までを一貫して任せられます。

さらに、ANAグループの航空ネットワークと海外拠点を活用し、スピーディーな国際輸送ときめ細かなサポートを提供しています。

ここでは、OCSの「IEX EXPORT」の特徴を紹介します。

1. 集荷から海外の届け先まで一貫して対応

OCSの「IEX EXPORT」では、集荷から輸出通関、国際輸送、輸入通関、海外の届け先への配達までを一貫して依頼できます。

基本集配料・通関料・航空運賃などを含んだ通し料金となっているため、国際輸送にかかる費用を把握しやすい点も特徴です。荷物の集荷後は、OCSのネットワークを通じて輸送され、現地での通関を経て届け先まで配達されます。

※関税・消費税などの税金や特別費用は料金に含まれず、発生した場合には別途必要になります。

2. 東アジアの主要都市へ最短で集荷翌日に配達

「IEX EXPORT」は、スピーディーな国際輸送も特徴です。

東アジアの主要都市へは最短で集荷翌日、アメリカ・欧州の主要都市へは最短で集荷翌々日の配達に対応しています。

夕方の遅い時間まで集荷に対応しているため、急ぎの書類や貨物を海外へ届けたいビジネスシーンでも活用できます。

3. 日系企業ならではのサポート体制

OCSは、グローバルエクスプレス業界で唯一の日系企業です。

海外支店との連携に加え、日本人スタッフが駐在する海外支店もあり、国際輸送中にトラブルが発生した場合にも円滑なコミュニケーションを取りやすい体制が整っています。

初めて海外へ荷物を発送する場合など、国際輸送に不慣れな企業にとっても相談しやすい点がOCSの強みと言えるでしょう。

4. ANAグループのネットワークを活用した国際輸送

OCSはANAグループの一員として、航空ネットワークと世界50カ国以上・130拠点のサポート体制を活用した国際輸送サービスを提供しています。

IEX EXPORTだけでなく、貨物の特性や取引条件に応じたフォワーディングやロジスティクスにも対応しており、さまざまな国際輸送のニーズについて相談できます。

海外への書類や貨物をドア・ツー・ドアで送りたい方は、OCSの「IEX EXPORT」をぜひご検討ください。

▶OCS「IEX EXPORT」を詳しく(https://www.ocs.co.jp/shipping/express/export)

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