
インドへの輸出 おさえておくべきポイント!
2023年に中国を抜いて、ついに世界人口で1位に躍り出たインド。国際通貨基金(IMF)のレポートによると、2024年度の経済成長率は7%と予測されており、アジア太平洋地域ではトップとなっています。公共インフラの投資も拡大しており、日系企業の進出も大分増えてきました。この記事では、今後ますますの発展が期待されるインドへの輸出を行う際に、注意すべき項目をお伝えします。
輸出する際に確認しておくべきポイント
①KYC書類の用意
インドで輸出入業務を行うためには、輸出入業者コード(Importer-Exporter Code:IEC)の取得が必要となっています。その取得申請時にはPAN(Permanent Account Number:税務上の10桁の識別番号)、銀行口座、住所等の情報が求められます。取引先や貨物の送付先がこのIECを取得しているかどうか、事前に確認しましょう。
また、インドへの輸出の際は、輸入者より現地物流業者へ委任状およびKYC(Know Your Customer)書類の提出が求められます。KYC書類とは、取引目的や、身元・顧客情報を確認するためのもので、PANやIECもこれに該当します。KYC書類が用意できていないと、現地輸入通関で遅延の発生やペナルティが課せられる場合がありますので、早めに提出するようにしてください。
【通関時必要書類一例】
PAN:輸入者の納税番号
IEC:輸入業者コード
Power of Attorney:通関委任状
Goods and Services Tax number :輸入者のGST税番号
Authorized Dealer Code :輸入者の承認取引者コード
Commercial invoice:インボイス
Packing List:パッキングリスト
CatLog & Value Evidence Proof :HSコードの確認や適正市場価格の証明のために使われる
SVB (Special Valuation Branch) Copy:輸入者が輸出者のグループ企業や傘下関係である場合に必要
②輸送モードの選定
インドへの航空輸送は、通関方法に応じて、エクスプレスモードとカーゴ(フォワーディング)モードの二つがあります。特に、エクスプレスモードでは簡易通関制度適用における細かい条件がありますので、注意が必要です。
エクスプレス(簡易通関) |
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重量・サイズ |
実重量・容積重量ともに1運送状合計70㎏まで(1梱包30㎏まで) |
制限なし |
申告価格 |
制限なし |
制限なし |
内容品 |
書類・無償/有償貨物 |
貨物全般 |
日数 |
比較的短い |
エクスプレスより時間がかかることが多い |
※2024年2月現在の情報です。また、エクスプレスで発送していても、現地税関の判断によりカーゴでの通関となる場合があります。
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