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お酒を安全に輸送するには?

日本食の人気とともに「SAKE」という言葉で親しまれるようになった日本酒。世界での評価が高まってきたことから、日本のお酒に関わるビジネスを海外で行う方も増えてきました。この記事では、酒類の輸送時に気を付けなければならない、基本的なポイントについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.4つの確認ポイント
    1. 1.1.①法的要件の遵守
    2. 1.2.②輸出入関連書類の準備
    3. 1.3.③輸送方法の選定
    4. 1.4.④梱包・保管
  2. 2.梱包例
    1. 2.1.【保冷】保冷剤+アルミシート
    2. 2.2.【破損防止】瓶同士が直接触れないように固定し、1つずつ緩衝材で包む
  3. 3.まとめ
  4. 4.酒類の輸送は『OCS』がおすすめ!


4つの確認ポイント


①法的要件の遵守

・輸出入両国の酒類に関する法規制の確認                            (日本から輸出する際は、輸出入酒類卸売業免許が必要 )
・輸入者が輸入ライセンスや販売許可証を持っているか確認
・想定される関税率や酒税を確認                                                                                                          (種類によって料率が大幅に変わったり、高額な税金がかけられる場合も)


②輸出入関連書類の準備

・原産地証明書や衛生証明書などの用意
・免税付表の用意(日本からの輸出で免税措置を受けたい場合)
・商品ラベルの見本刷りや製造工程表・成分表などの英訳の用意
・貨物保険の証券(高価な酒類は保険の加入が推奨される)


③輸送方法の選定

・適切な温度帯を維持できる輸送手段を確認
・冷蔵コンテナの使用検討
・危険物・非危険物のどちらの扱いになるか確認(度数と1本あたりの容量で決まる)


④梱包・保管

・破損防止のための緩衝材使用
・防水・防湿対策
・遮光性の確保


梱包例

瓶に入った酒類は「易損品」になります。国際輸送では「トラックから飛行機、そしてまたトラックへ」といったように、屋外での搭降載の作業などが国内輸送と比べて各段に増えるため、安全に輸送を完了するには、温度変化による品質劣化や破損を防ぐ準備が非常に重要となってきます。航空輸送における酒類の適切な梱包について、下記にて一例をご紹介します。

【保冷】保冷剤+アルミシート

アルミシートを被せることで外気温を遮熱。温度変化に弱い酒類を守ることができます。


【破損防止】瓶同士が直接触れないように固定し、1つずつ緩衝材で包む

内容品を収納する段ボールは、シングルカートンではなく、より耐久性があるダブルカートンを選ぶとよいでしょう。



まとめ

この記事では、酒類の発送において、事前に確認しておくべき事項についてご紹介しました。
酒類は発着地ともに規制が多くある内容品です。税関での没収や破棄などにならないように、輸入者と発送前に、輸出における必要事項や段取りを必ず確認しておきましょう。また、いきなり大量発送を行うのではなく、はじめて取引する仕向国・地域の場合は、少量のトライアル発送から始めることをお勧めします。



酒類の輸送は『OCS』がおすすめ!

酒類を輸送するなら、専門的な知識やスキルを有している 『OCS』がおすすめです。適切な輸送モード(エクスプレスまたはフォワーディングサービス)のご提案はもとより、上記でご紹介した梱包や、免税付表がある場合の輸出申告手続きもご依頼いただけます。
安全かつ迅速な輸送をお求めの方は、ぜひOCSをご利用ください。国内輸送と変わらないスピード感と確実さで、日本の魅力あるお酒の海外発送をサポートいたします。

詳しくは、お気軽にお問い合わせください。


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